平成27年11月27日。エクセンは創業100周年事業のひとつとして、東京都千代田区のホテルニューオータニに、エクセン社員一同、そして大勢のOB、OG、仕入先の方々にも足を運んでいただき、「エクセン株式会社創業100周年感謝のつどい」を開催した。
冒頭、現社長の林秀一は
「林自動車製作所、林製作所、林バイブレータ、そして今のエクセン。社名は4回変わりましたが、大正4年の祖父の創業から、数えて100年目の節目を迎えることができました。本当に、心から感謝を申し上げます。本日は100年分のお礼の気持ちをこめて、わざわざお集まりいただいた皆様には、楽しく過ごしていただきたいと思います」
との挨拶と、自身が40年前に同じ場所で結婚式を挙げたエピソードも披露。和やかなムードで感謝のつどいが始まった。
また、次世代を担う、副社長の林哲平からは、
「現在のエクセンのミッション、われわれがやるべきことは、100年もつコンクリート、構造物を造るお手伝いをすることと自負しています。そして、私どもの経営理念として、
① 時代を先取りする、研究開発型の企業になる。
② コンクリートバイブレータを極める、振動応用技術を極める。
③ 積極果敢な人間集団になる
これを浸透させながら、実現させることが、私のミッションだと思っています。しかしながら、我々の売り上げの半分以上を占める建設機械は、2020年の東京オリンピックを境に、厳しい時代に入っていくことが予想されます。これに対しては、産業機械や海外輸出への注力、社内でEプロジェクトと呼ぶコンクリート養生用のヒーターなどの新製品を世に送り出しながら対応していきます。
また、今後は社会インフラのメンテナンスなどが日本で必要になっていくと考えていますので、インターネットを活用したIoTなどを組み合わせながら、社会に新しい価値を提供したいと考えています。
こうした考えを実現するため、我が社を単なるお金を稼ぐ場、9時から18時まで働く場でなく、仕事を通じ社会に貢献し、働くみんなが成長できる場にしていきたい。
林バイブレーターへの社名統一した年、社内に若手社員中心の、CIプロジェクトチームを発足させた。目的は、新たなブランド名やシンボルマークの検討である。そして生まれたのが、現在の社名であるエクセン=EXENだった。「卓越した」、「優秀な」という意味のEXECELLENTと、「突飛な」、「奇抜な」などの意味を持つECCENTRICを元にした言葉を集約し、生まれた言葉だった。
エクセンという会社の名は、振動を起こす要素の「振り子」を英語にするとエキセントリック、素晴らしいの意味のエクセレントを掛け合わせたものです。その名の通り、エクセレントカンパニーを実現できるよう邁進していこうと思います。