高周波インナー自動運転システム ADSシリーズ
高周波インナー自動運転システム ADSシリーズ
自動運転システムで省エネ・高効率打設を実現
このような使い方をされています
- コンクリート打設全般
エクセンは、ご愛用の高周波バイブレータ用電源を用い、バイブレータを自動運転するシステム「ADS(Automatic Drive System)」を開発しました。 自動運転のシステム構成は、起動停止の信号を処理するボックス部(ADS)と、信号を感知するバイブレータ(ADV)から構成されています。 バイブレータの機種は、ボックス部がADSの1機種、バイブレータ部が建築・土木用にΦ40mmのADV40VA(6M)とΦ50mmのADV50VA(6M)の2機種です。 コンクリートのバイブレータの自動運転システムは、バイブレータの振動体をフレッシュコンクリートに接触させている間のみ振動させるシステムです。 これにより、スイッチをON/OFFする手間が省けるため、省力化が図れます。 また、打設ポイントの移動中や生コン投入待ちの間、バイブレータが空中運転する時間がなくなるため、振動体が熱を持ちにくくなり、省エネで効率的なシステムとなります。
ADSは、バイブレータの振動体がフレッシュコンクリートに接触すると振動が開始し、フレッシュコンクリートから振動部を引き抜くと振動が停止します。 これにより、スイッチの操作を簡略化でき、振動体も熱を持ちにくくなり、打設作業が容易になります。
自動運転システムの構成は、高周波電源と専用高周波インナーバイブレータ(ADV)間に、ADVがフレッシュコンクリートに接触した事を感知するボックス部(ADS)を接続して使用します。 ADVがフレッシュコンクリートと接触している間振動し、引き抜く事で振動を停止する使いやすいシステムです。
ADS専用バイブレータ(ADV)を手動運転(手元スイッチのON-OFF)にする場合は、弊社オプション部品の変換コード(4P-EP30)をバイブレータに取り付け、高周波電源に直接接続する事で手動運転(手元スイッチのON-OFF)に切り替え可能です。 ADSが万が一の動作不良の際や、ADVの故障確認の際お使い下さい。
自動運転システムの感知電圧は感電の危険性がない低電圧に設定しております。 その為、安全に打設作業が可能です。
自動運転システム(ADS)はバイブレータの振動体がフレッシュコンクリートとの接触を感知することで起動・停止しています。 その為、従来のバイブレータで見られた打設の際の“空中運転”がない為、振動体が熱を持ち難く無駄な電力を使用せず、高効率に打設ができ、現場電力の省エネに繋がります。 又、打設作業者もフレッシュコンクリートからバイブレータを引抜く際には、振動体がフレッシュコンクリートから離れた時点で振動が止まる為、引き上げ時のホースを持つ手への振動がなくなるので、疲労軽減に繋がり安全に打設作業が出来ます。
コンクリート打設前に自動運転システム(ADS)が問題なく動作する事を必ず確認して下さい。 ※バイブレータ(ADV)の電源はOFFの状態で確認できます。 1)バイブレータの確認 自動運転システム(ADS)の構成を取付けた後、高周波電源の電源を入れて下さい。 ADSの電源ランプ(緑色)が点灯した事を確認の後、ADS付属のセンサクリップをバイブレータ(ADV)の振動部に接触させます。 接触させた際、ADSの出力ランプが赤く点灯していれば自動運転可能です。 ※この際、バイブレータ(ADV)の電源はOFFの状態で確認できますが、ONの場合はバイブレータの振動確認も可能です。 2)現場にて打設前の確認 自動運転システム(ADS)の構成を取付けた後、高周波電源の電源を入れて下さい。 ADSの電源ランプ(緑色)が点灯した事を確認の後、ASD付属のセンサクリップを打設付近の導電性の鉄筋やてぐす型枠に取り付けます。 その後、バイブレータの振動体をコンクリートを投入する現場の鉄筋やてぐすに接触させます。 接触させた際、ADSの出力ランプが赤く点灯していれば自動運転可能です。 ※この際、バイブレータ(ADV)の電源はOFFの状態で確認できます。ONの場合はバイブレータの振動確認も可能です。
試運転要領
基本的にはバイブレータがセンサーを感知しない状態にある場合は自動的に運転開始することはありませんが、休憩時間などバイブレータから離れる場合は、誤動作防止のために必ずADVバイブレータの中間スイッチのOFFと電源装置のインバータ電源OFFを徹底してください。
型式 | 品目コード | 販売価格(税抜き) |
---|---|---|
ADS 自動運転配電箱 | 001366000 | ¥274,000 |
ADV40VA 6M | 001334000 | ¥253,000 |
ADV50VA 6M | 001373000 | ¥268,000 |
変換コード4P-EP30 | 101032000 | ¥26,140(*1) |
※質量には外部コード(15m)も含まれています。 *1 この製品はお客様にて運賃をご負担願います。 *掲載の価格はメーカー標準小売価格とし代理店販売のため消費税抜きで表記しております。
型式 | 入力電圧 (V) |
入力電流 (A) |
出力コンセント数 | 質量 (kg) |
---|---|---|---|---|
ADS | 48 | 3 | 2 | 6.75 |
型式 | 出力 (W) |
電圧 (V) |
電流 (A) |
周波数 (Hz) |
振動数 (Hz) |
全長 (mm) |
振動部 (径×長さ) (mm) |
外部ホース (径×長さ) (mm) |
質量 (kg) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ADV40VA | 250 | 48 | 5.5 | 200/240 | 200/240 | 6484 | 43×345 | 33×6000 | 12.7 |
ADV50VA | 400 | 9.0 | 6534 | 52×385 | 36×6000 | 15.6 |
※質量には外部コードも含む(4.2kg)。
※「延長ケーブル選定」及び、「高周波バイブレータ同時使用可能台数」に付いては各ページをご参照下さい。
型式 | 全長 (mm) |
振動部 (径×長さ) (mm) |
外部ホース (径×長さ) (mm) |
---|---|---|---|
ADV40VA | 6484 | 43×330 | 33X6000 |
ADV50VA | 6534 | 52×380 | 36X6000 |