バイバック・フロントアッセン VBシリーズ
バイバック・フロントアッセン VBシリーズ
油圧ショベルへ取り付けてダム建設工事の省力化と効率的なコンクリート打設を実現。
このような使い方をされています
- ダムコンクリート打設
強力な大型油圧バイブレータ装備したバイバックフロントアッセン部を、お客様所有のベースマシンに取り付けて、ブレーカ回路を利用して運転できるワンマンオペレーションのダム用省力コンクリート打設機です。 手持ち式のバイブレータを操作する複数の作業員を必要とせず、省力化と効率的な連続打設作業が可能となり、ダム建設の打設に威力を発揮します。 フロントアッセンブリVBシリーズは、5機種ありあます。 バイブレーターの数は、4台式または6台式で、取り付け可能なベースマシンは、7tまたは13tクラスです。 打設効率を向上させるために、フロント部のバイブレータの配置は打設する場所の状況に合わせて変化させられる、フロント旋回式を採用しました。 使用可能な油圧ショベルのスペック(油圧、油量など)については、当社の営業担当までお問い合わせください。
永年のバイバック(VIBACK)のダムコンクリート打設で蓄積したノウハウを生かして、旋回式を採用しました。 近年の工法ではバイブレータの横一列配置では打設できない縦長の狭いスペースの打設や、ベースマシンの移動をせずにコーナー左右部の打設が必要であり、フレーム旋回をオペレータが操作しながら効率的に打設できます。
バイブレータを取り付けしているフロント部の油圧配管はマニホールド化されているため、油圧ホースの取り回しも少なくシンプルでスマートな形状になりました。 フロント部のコンパクト化によりオペレータの視界も良くなり、ベースマシン旋回時の安全性も高まりました。
従来の打設方法は手持ち式のバイブレータを併用して、狭隘な場所の打設をしていましたが、バイバックフロントアッセンなら強力な油圧バイブレータが大きな威力を発揮、旋回式フレームとあいまって省人化を実現できます。 (但し向背型枠など特定の場所では手持ち式バイブレータが必要な場合もありますので、慎重な施工計画が必要です。)
ダム用コンクリートは大きな粗骨材(最大150mm)や低スランプコンクリート(0~3cm)に対応するため、外径150mmの大型の油圧バイブレータを使用してコンクリートに強力な振動を与えることで均一で強度の高いコンクリートに仕上げます。
ダム用コンクリートは通常の建築や土木工事で使用するコンクリートと異なり硬くて流動性が無いため、打設中や初期の岩着時にはバイブレータの尖端が著しく磨耗します。 尖端の材料はダクタイル鋳鉄に特殊処理を施した材料を採用することで耐久性に優れています。 (尖端だけの交換も可能です。)
油圧バイブレータの強力な振動を、フロントアッセンフレームやベースマシン接続部へは縁切りするように独自の二重の防振構造になっています。
コンクリート打設に必要な振動数を確保するために、調整がしやすい流量調整弁が装備されています。
使用している内部振動機は油圧式バイブレータHIB150HDL型です。 ブレーカ回路で使用できるように改良されたフロントアッセン専用機となります。 ※従来のバイバックで使用していたHIB150HL型とは互換性がなくなりましたのでご注意ください。
お手持ちの油圧ショベルを利用してダムコンクリート打設機として使用するフロントアッセンシステムとなりました。 コンクリ打設完了後には手軽にバックホーに戻したりする事が可能です。
型式 | 品目コード |
---|---|
VB-70AK4F | (*1) |
VB-70AK4R | (*1) |
VB-130AK4F | (*1) |
VB-130AK4R | (*1) |
VB-130AK6R | (*1) |
HIB150HDL | (*1) |
VB:バイバック 70:ベースマシン7tクラス 130:ベースマシン13tクラス AK:アタッメントキット 4F:バイブレータ4本つきフロント固定式 6R:バイブレータ6本つきフロント旋回式 |
型式 | 振動数 (Hz) |
遠心力 (kN) |
最高 使用圧力 (MPa) |
流量 (L/min) |
振動部 (径X長さ) (mm) |
有効範囲 (m) |
質量 (kg) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
HIB150HDL | 117~133 | 13.6~17.8 | 20.6 | 14~16 | φ150×850 | 1.0 | 68 |
型式 | 振動部 (径X長さ) (mm) |
---|---|
HIB150HDL | Φ150×850 |