トラフや架台の材質はご要望に合わせて、SS材や錆に強いステンレス材（SUS304・316）からお選びいただけます。
磨耗が心配される場合は、耐磨耗に強い高張力鋼板などでも製作が可能です。
また、トラフ底面や側面には、交換可能な鋼材・ゴム材・プラスチックなどの内張り加工もできます。

現場の状況に応じて、トラフの上面にカバーをつけた密閉型、洗浄が必要な場合は水洗シャワー、通気に必要なエアーダクトの取り付けなども可能です。
振動モータの取付位置もトラフの底面・側面・上面など、ご要望に合わせて調整することができます。
振動篩（ふるい）の段数も１段・２段・３段など、必要な選別内容に応じて設計が可能です。

振動スクリーンの設置床部分への振動伝達を防止するため、振動トラフと設置架台の防振には機種と大きさに合わせ、スプリングや空気バネを採用しています。
空気バネは、空気圧で高さや硬さを調整できるため、振動の吸収効果が高く、音や振動の発生を抑えるため、設置床への振動伝達も少なく作業環境にやさしい設計となっています。

ステンレス使用の振動トラフ、取りはずしが簡単な構造、また水洗い可能な耐水構造の振動モータ（IP66相当）を採用しているため水洗いが容易にでき、衛生面を向上させることができます。
（トラフ：選別部材が輸送される舟状の構造をした部材）

振動フィーダの振動数は、インバータで振動モータEVSIシリーズの回転数を調整することで、原料の流量や輸送条件に合わせて最適な振動数に調整できます。
流量が多すぎる場合は振動数を低く、流量が少ない場合は振動数を高く設定できます。
また、現場のラインに合わせた制御が簡単に行えるインバータ付専用操作盤もご用意しております。

振動スクリーンの特長は、材料を投入してから数十秒で選別がすることです。
材料を頻繁に変更して選別作業をされているお客様からは、作業効率が向上し、コンタミもなくなったことで生産性が向上したと評価をいただいています。