水砕スラグコルゲートサイロの閉塞防止

愛知県のＣ社は生コンの製造販売をしており、原料として水砕スラグを使用しています。それはコルゲートサイロに貯蔵していますが、いざ使おうとしても詰まりが発生し、スムーズに排出されないことが多いとのことでした。その都度、作業員がコルゲートサイロの上から長い棒を使い、水砕スラグを突き崩していくことで対応していましたが、あまりに生産効率が悪く、作業員にも重労働と危険が伴います。かといって何もしないでいると、排出量は不安定なうえ、コルゲートサイロ内部に原材料である水砕サイロが増加蓄積してしまい、スペースデットストック・デットスペース問題も発生してしまうため、弊社に相談がありました。

原因はコルゲートサイロ内部で水砕スラグが固まってしまうことでした。サイロが直径６ｍ以上の大きなものであること、水砕スラグはこうしたサイロ内では固まりやすい性質をもっていることから、まずはエアー式ブラスターのダイレクトブラスターＥＤＢシリーズを４台設置し４方向からの噴射を検討しました。しかし思いのほか設置スペースが限られていたことから、ダイレクトブラスターシリーズではなく１つのタンクに２つの吐出口を持ち交互噴射できるツインブラスターＥＤＢ－Ｔシリーズの中からEDB4-130Tを２台設置するプランを提案し、納入となりました。

閉塞も一切なく大変スムーズに排出されるようになったと喜んでいただいています。

納入後は「閉塞が一切なくなり、大変スムーズに排出されるようになった」との声をいただきました。サイロにおける閉塞問題は人力作業による解消をはかると大変な危険が伴いますので、ぜひとも、安全面と効率の高さを追求した弊社の製品を今後もご利用いただければと思います。