糠貯留タンクの壁面付着防止

岩手県のＨ社からは、貯留タンク壁面に糠が付着することで、虫が寄ってきてしまうとの相談がありました。今のところ、内面をエアーブローすることで対応しているとのことですが夏場は大変な労力となるため無人化を目指したいとのご要望でした。

貯留タンクの壁面に糠が付着する原因は糠自体がもつ粘性だと推測されました。貯留タンクの形状や、内容物の自重による圧力で付着している場合と比べると付着発生箇所の予測が難しいためリレーノッカーやブラスターを複数台取り付けるプランを提案しました。また、具体的に話を進めていくなかで、叩き作業をする際に打撃音による騒音に非常に神経を使っているとの声も聞くことができました。その状態でリレーノッカーを使用すると打撃音で問題が発生する可能性があるため今回はブラスターのみで対応することとなりました。ただし、一箇所に大量に噴射するのではなく、広範囲に噴射する目的が主になるため機種はミニブラスター(EMB1.5-10A)となり、貯留タンクの大きさ、形状を考慮し一つの貯留タンクに８台を設置するプランを提案し、納入となりました。

壁面付着は解消し、虫も寄ってこなくなりました。当初の目的通り、無人化に近い形となり大変喜んでいただきました。

納入後は「貯留タンク壁面への付着も発生せず、虫も寄って来ない。また無人化に近い状態となった。」と大変喜んで頂いております。