中国からのお客様を連れ、青森県六戸町のコンクリート2次製品メーカー「技研」様を訪問しました。
現在、中国東北部では、コンクリート2次製品の大型化が進み、日本の技術力を学びたいとの意向から実現した企画です。中国青島から3名、杭州から2名、合計5名来日されました。
今回、「技研」様を選定した理由として、超大型のスーパーボックスカルバートを製造しているからです。
最大内空幅13m、内空高9mのトンネル用としても使われる巨大なコンクリートの箱となります。
大きすぎてイメージが湧き難いと思いますが、高速道路の下を潜るトンネルを想像して下さい。
時折、雪がちらつく中での視察となりましたが、日本の高い技術力、現場力は、とても勉強になり、日本の製造方法を取り入れたいとの事でした。可動式の建屋、コンクリート材料骨材が凍結しない為のホッパー用ヒーターなどの設備、コンクリートポンプ車を使った打設など、現在の中国では見られない技術ばかりでした。
一番驚いていたのは、やはり「人」でした。指示しなくても工程を把握し、高品質の製品作りが出来る為には、どんな指導をすれば良いのか?との質問もありました。
日本の非常に高い品質のコンクリート2次製品、技術力が海外に進出する事により、世界が更に良くなり、日本も発展する一助と担いたい!と強く感じた視察となりました。
株式会社 技研