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遠心力と振幅の計算

図Xのように、振動モータは、全方向に遠心力を発生させます。

一般式F=mrω2より次の計算式となる。


しかし、古くから広く一般的に知られている方法として、図Yのように、2台の振動モータを同一の鋼体構造物上に取り付け、同一配線により各々反対方向に回転させると、F1=F2を条件として、つぎのようなことが起こります。


図Y-1はお互いに力F1・F2の左右が同調して2倍の力になり、図Y-2はF1・F2の左右の力が打消しあって0になります。図Y-1~4の軌跡を描いて上下方向のピストン方式と同様の振動を発生させることもできます。これを応用したものが、図Y-5のようなテーブルバイブレータです。また、この力の方向を傾けていけば、振動コンベアとして材料を飛び跳ねさせながら水平方向に送っていくこともできます。


A。は片振幅なので全振幅Aは
A=A。×2になります。
A = 全振幅(m)
F = 遠心力(N)
W = 被振動質量(kg)
f = 振動数(Hz)