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こんなところにもEXEN

「振動応用技術で、世界をひらく」の言葉通り、
エクセンはあらゆる場所で活躍しています。
が、「えっ!?こんなとこにも使っているの?」という使い方を全国各地からお届けします。

山梨発

 山梨県、Y電気様よりの御依頼で機種選定させていただきました。振動機の選定はよく頼まれるのですが、今回は初めての経験で手探りの状態でした。

 と言うのは、コンピュータの基盤をメッキする工程でチップを取付ける穴に空気が残っていると非常にまずい、穴はコンマ数ミリなので現状の手でゆらす方法は効果が薄い、なんとかパイプレータで出来ないか?との非常にめずらしい御相談だったからです。

 結局、図の様な水槽を造り、エアーパイプレータCH19を取付け、まだ実験段階ではありますが、成功しております。


岩手発

 6年位前の事ですが、岩手県一関市の松勘商店というお米屋さんから引合が有り、米の粉を袋に詰めるのに良い方法は無いかとの問い合わせが有りお伺いした所、現在袋詰めをするのに手作業で行っている為、時間がかかるので、振動を使って詰めれないかとの相談を受けました。

電源が100Vしか無い為、KM10Sを1台販売させていただきました。結果は大変良好で喜ばれています。


福岡発

 九州では比較的暇な六月にKM2.8-2P 3万台という引合が発生し、事務所内では話がうまくいけば社長賞ものだとか言ってたな。

 1ケ月間で3万台受注になれば(生産出来ない可能性はない)売上累計表の総合計に百億の単位まで記載可能なのか、個人評価で「S」の上いやいまは「い」か、その上に何があるのか等いろいろ思い巡らし電話でしか話した事のないパイバック60台分位売上のお客様の事務所へ訪問しました。

 社長の事務所は建機業とは異なり自動車のディーラーでした。しかしながら機械に詳しい為、今までも何か製作したのでしょう。発明家としてその地域では有名な方でした。パチンコ業界関係より今度はスロットマシンのコイン磨き横の製作を依頼されそこで当社振動モータが光栄な事に装置の一部として使用していただける事になった次第でした。

 既存のものは湯煎式で処理能力、仕上がり具合、コストと依頼主には満足いかなかったのでしょう。それをクリアしたのが図の装置です。ベルコンからボックス型の装置にコインが落ちてきて競やかな人工芝の斜面を底面にある振動モータで徐々に下に降りて行くのです。

 人工芝でコインの表面の汚れをキズを付けずに又斜面が変わる際、表が裏に又その逆と均等に磨くのです。

 先述した3万台は日本全国のパチンコ屋で使用されるようになった場合の話です。現在正直な所70台位の受注です。でも3万台、いつの日か全国で使われるのを夢みたいと思います。